03/04/29 香川県善通寺市付近

うどん屋攻め。

朝焼け時間に起床する 今日も元気にわたくしは早起きであります。
つーか、やっぱり寒い。
フリース着て寝ていても寒い。
山近くをなめちゃいけないってことなんだろうか。

日曜定休日に涙を飲んだ竹清にリベンジしようと準備を進めていると、同じく原付に乗ってきたキャンパー(借り物のオフ車の原付だけど)もうどん屋に行くということなので、一緒にうどん屋巡りをすることになった。やっぱり竹清は割愛。半熟卵の天ぷら、すげえうまいんだろうな……。

香川方面へは県道4号ではなく、国道438号線で行った方が楽でいいらしい。彼に先導を頼み、後からついていく。同じ原付でも彼の原付の方がパワーがあるらしく、全開にして走っていても山道でどんどん差が開き、ついには見えなくなってしまう。同じ50ccなんだからさ、カブ夫ももうちょっとは根性見せろよ。

山を上りきり下りに入ると、やっとカブ夫の根性も発揮されてきた。ぐーんとトンネルを走っている内、原付オフ車号に追いつく。彼曰く「トンネルは怖い」とのことだけど、わたし的には幽霊が出そうなトンネル以外は速度が出るからいいと思うんだけどな。今度は差も開かず、ぴったりとくっついたまま、最初のうどん屋・小縣家に到着。

この小縣家はしょうゆうどんで有名なところ。(小縣家のサイトに「しょうゆうどんは小縣家の登録商標です」とあったけど、小縣家が登録してるのは「小縣家元祖しょうゆうどん」で「しょうゆうどん」そのものじゃないじゃん。その辺の差ははっきりさせておきたい。すごくはっきりさせておきたい。)しょうゆうどんを食べたことがないという原付キャンパーに、「おねえさんがいろいろと教えてあげる」気分でレクチャーしてあげながら、うどんを食べる。うまい。やっぱり固い麺が好きだにゃー。

うどんを食べながら次の店の相談をして、次は宮武に行くことにする。ここはわたしのうどんリストのさとなお.comで8点つけられているところ。また原付キャンパーに先導してもらい、店に辿り着く。店舗は小さいのに、異様に大きい駐車場が不思議です。しかも、すでに人がちょっと並んでいる。

原付2人 路肩に停められた原付2台。
これの逆側に宮武がある。
人がちょっと並んでいるのを見て、原付キャンパーが急いで並びに行ってくれた。

宮武の前で並んでいると、あの大きな駐車場に観光バスが入るのが見えた。宮武自体、中に入れる客数は40人かそこらくらいなのに、バスでお客さん来て大丈夫なのか?バスからどんどんお客が降りてきてわたしたちの後ろに列をなし、道路にまで行列ができてしまった。これが、噂の讃岐うどんツアーなのか。あと5分到着が遅かったら、宮武に入るのは諦めていたよな。

ちょっと待たされてから店内に入ると、右手に天ぷらがたくさん盛られた箱がある。うどんの注文は玉数、冷たい麺か温かい麺か、冷たい出汁か温かい出汁かしょうゆか、それに名前を紙に書いてお店の人に提出し、出来上がりを待つ。天ぷらは自分で取る形式。ゲソ天とごぼ天を取り、水を飲みながら名前が呼ばれるのを待つ……って、代表して注文票を書いてくれたこの原付キャンパーの人の本名知らないんだった。それだと呼ばれてもわかんないじゃん。いつの間にか、あんなに驚いていたキャンパー・ネームの世界に慣れてしまったんだろうか。いけない。それはいけなすぎる。

本名やら年齢やらを聞いて身元調査をしながら待つことしばし、ようやく今知ったばかりのキャンパーの人の名前が呼ばれる。わたしはさっきに続いてしょうゆうどん、原付キャンパーはひやひや(冷たいうどんに冷たい出汁)。間を置かずに食べているので、もう腹8分目まで来ているんだが、それでも食べる。店内はバスのお客の立ち待ちができるくらいの盛況ぶりである。

原付キャンパーと宮武の年商などについて計算しつつうどんを食べ終え、最後のうどん屋・宮川製麺所に向かう。ここは原付キャンパーが自転車で日本一周しているときにタクシーの人に聞いて来たというところ。ちょうどお昼どきということもあって、近所で働いてる人たちがお昼を食べに来るようなお店である。どんぶりを取って麺を入れてもらって、自分で好きな出汁をかけ、自分の好きな具を載せる。ここにちょうど卵の天ぷらがあったので載せる。これで四国の目的の3/5、スーパー林道・カツオ・卵の天ぷらは達成されたことになる。脈絡のない目的だけど。

お腹に優しそうなうどんを食べ、原付キャンパーは讃岐富士に登りに、わたしは適当にふらつきに、ということで別行動になる。どこ行くかなー。

びゅんびゅん風に泳ぐ 地図をちゃんと見ている筈なのに、また道に迷う。
四国は吹流しが妙に立派。
単なる色布の集まりではなく、模様や子どもの名前が入ってる。
しかし、今日は風が強いし、暑い。

綺麗な438号を通ってキャンプ場に帰る筈が、やっぱり道をそれて今度はわらび採り。首切峠という名前の峠を通る。名前があれですな、名前が。

わらび採りにも満足したので、今度こそ438号を!と意気込んで地図を見るも、ちょうどキャンプ場の横に出そうな県道を発見する。スーパー林道をちょっとだけ経験して漢になったカブ夫先生と立派なライダーに成長したわたしに、怖い県道なんて存在しやしません。ぶちかましちゃいますよ?

3並び。 県道の山道を上り、また下る途中でメーターが3,333.3kmになった。
乗車日数20日--ってことは、1日につき平均166km乗ってるのか、わたしは。

予想に反して思ったよりも西側に出てしまった。キャンプ場へ繋がる道を素通りして、コーナンにエンジンオイルを買いに行く。これでキャンパーの人にオイルを交換してもらおうという、立っているものは親でも使え的な発想がひらめいちゃったのである。→思った以上に工具類が足りなくて駄目だった。

落胆しちゃうと動く気持ちもなくなったので、キャンパーの人にカブ夫を貸し出して買い出しに行ってもらう。しかし、みんな、どうしてカブ夫に乗るとあんなに嬉しそうな顔をするんだろうか?カブ夫さんから甘い汁とか出てるのかしらん?わたしは今回は生と死との闘いばかりで、アクセルは全開、いつも顔がこわばっておりますですよ。

今日の感想:カブ夫に乗ったキャンパーの人が言っていた「バンクカク」っていうのはオプションで売っているんですか?