03/03/23 三重県鈴鹿市
隧道と猿とわたし
今年に入ってから、縁もゆかりもない、しかも発音しにくい津市をわたしは何度通ってるんだろう。名古屋の帰りと、鈴鹿に来るとき、伊勢往復、そして帰り道でもう5回。すっかり街並みを見慣れちゃってるんだけど(23号沿いのみ)、この163号線への入り口がわかりにくいのは如何ともし難いんじゃないか?ツシよ。
1月に茶銀さんと熱き死闘を繰り広げたのが嘘のような、のどかな道を走る。あのときは必死すぎてわからなかったのだが、どうやら長野隧道と書かれたトンネルを通らねばならないらしい。トンネル。トンネルって、幽霊の出そうなプレイスじゃないですかね?キャシー中島の友だちの怖い話とかいろいろあるじゃないですか。しかも、こういうときに限って周りに車が1台もないとくる。
走っていて怖いパターンとして
1.急にエンジンが止まってしまう→バックミラーに人影が!→逃げられないアタシ→バッド・エンド
というのがあるので、トンネルに入った瞬間から思いっきりアクセルを回す。行け、カブシノフ、風になれ。なってください。
しかしながら、もう1つのパターンとして
2.急に速度が落とせなくなる→バックミラーに人影が!→止まれないアタシ→バッド・エンド
というのがあるのも思い出す。いや、もうどうしたらいいんですか?どっちがましなんでしょうか?わからないなりに、とりあえず後者を選択することにする。だって、止まってバッド・エンドよりも止まれないバッド・エンドの方が恐怖時間は少なそうだし。止まっちゃうと、最悪、自力で走って逃げ惑わなきゃならなくなるかもしれないし。

昔珍しいと思ったシロバナタンポポ。どうもこの辺はタンポポ=白という固定観念ができそうなくらい、シロバナである。

晴れた昼間でトンネルがなければ、山道はいいところだ。

尻が赤いから発情期なのかしらん?
勿論、見かけた瞬間には「うわ、猿や」というのを忘れない。
その後も順調に進み、笠置町の辺りまで来る。車も増えて雰囲気も明るくなるので、戻ってきたなーという気持ちになるのだけれど、ちょっと車が増えすぎていやしませんかね?そうこうしている内にお車様たちは進まなくなるため、わたしは横をすり抜ける羽目に。なんか、ずるしてるみたいだから、あんまりすり抜けってしたくないんだけど、律儀に並んでいたらいつ帰られるかわかんない混みっぷりである。
横を通りながら思うのだけれど、あれだね、お車様どもはもっと右に寄れ。どれだけ混んでいるのか見たい気持ちはわかるけど、そこの外車、左寄りすぎ。それとその車、わたしのこと確認してから左にじりじりと寄ってきてないか?わたしはもう大人だから、ドブには落ちたくないんじゃよ?
前回の名古屋帰りの163は仏恥義理すぎて脚ががくがくだったけど、今回の鈴鹿帰りの163はすり抜けのため腕ががくがく。よろよろと荷物を抱えて部屋に帰り、水で顔を洗うと、拭いたタオルが真っ黒になったのでありました。わたし、煤けてますか?
今日の感想:家が近くなればなる程、野宿道具が恥ずかしいのは何故だろう?
もう、「超」怖い話も買わないし、ねいさんちで
ほんとにあった怖い話もまとめ読みしないし、稲川様の
話も拝聴いたしません。